百日咳の患者が全国各地で増加しています。
奈良県の患者は、2023年15人、2024年18人ですが、今年は既に15人の患者が発生(2025年4月6日現在)し、例年を上回るペースで増えており、今後も注意が必要です。
特に11歳から15歳の年齢で多く報告されています。
■百日咳とは、百日咳菌が主な原因でけいれん性の咳発作を起こすことが特徴です。
■1歳になるまでの乳児、特にワクチン接種をしていない6か月未満の新生児が感染すると肺炎や脳症を合併し死に至る危険性があります。生後2か月になったら予防接種を受けられます。予防接種についてはお住いの市町村までお問合せください。
■成人や年長児は軽症ですむことが多く、百日咳とは気付かず、新生児や乳児にうつしてしまいます。咳が2週間以上続くときはできるだけ早めに医療機関を受診しましょう。
■マスクを装着するなどの咳エチケットを心がけましょう。
奈良県感染症情報センター
厚生労働省
国立健康危機管理研究機構